忙しくて施術に行けないのよね~という方向けに、肩こりや腰痛、姿勢改善、立体小顔づくりなど、
セルフケアをお伝えする講座をリクエストに応じて開催しています。
講座の時には皆さんびっくりするくらい変化して、
しっかりと覚えて帰ったはずなのに、なぜかそのあと会った時には、
ものすごく変わる人Aさんと、全然変わっていない人Bさんに分かれてしまうんです。
さて、どうしてでしょう?
二人は何が違うの?
皆さんも考えてみてください。
たったひとつの違い。
変わると信じているか信じていないか?
それも大事です。
が、リンパケアは本人が信じていようがいまいが、否応なく変化します。
自覚がなくとも、写真で見れば一発ですよね。
器用か器用じゃないか?
いいえ。
どんな不器用さんでも、撫でる、揺らす、触れて呼吸、のどれかはきっとできるでしょう。
答えはセルフケアを「やるかやらないか」です!
当たり前じゃん、て。
でも、本当に、この当たり前ができない人が多いです。
↓これは私がセルフケアマスターを学んだ時の写真です。
変化すごいでしょ!?
施術ではなく、セルフケアで、です。
セルフケアの効果は一般的に、施術の10分の1だと言われていますが、
これだけ変わったら上等でしょう。
突然ですが、少し脳科学の話。
認知科学の分野の研究で、人間の「知覚」と「行為」は相互に密接に関わっているよーということが明らかになっています。
『知覚行為循環』といいます。
べつに覚えなくてもいいんですけども。
人が何かをやってみる時、
まず、知覚で情報を得ます。
(視覚から得る情報が圧倒的に多く、80%といわれています)
それを判断して、行動をします。(行動しないこともあります)
こう書くと、「知覚→行動」のような関係性に思えますよね。
でも、研究によると、知覚と行動は循環しているとわかっています。
なので、
情報がなくとも、まず先に行動する。
行動すれば、知覚による情報、スキルや知識は高まる。
という「行為→知覚」の順番は効果がある、と科学的に証明されているわけです。
よく、「考える前にまず動け」とか「習うより慣れろ、学ぶより真似ろ」とか言いますが、
これも理にかなっているわけです。
自転車に初めて乗る時、どうやったら乗れるか頭で理解するよりも、
実際に乗って何度もこけて、体で覚えるまで練習するほうが早いですよね。
先に、「知覚→行為」のところで()書きで「行動しないこともあります」と書きました。
問題はこれ。
知覚情報をもとにして判断した結果、行動しないことを選択しているんですが、
その情報って、自分の思い込みだったり、偏った情報だったりするので、必ずしも正しいとは限りません。
てか、調べたことに満足してしまって行動しないだけってことも多いのでは(わぁ、ブーメラン刺さるわー)
セルフケアの話に戻しますね。
セルフケアを講座でお伝えする時は、「どうしてそうなるのか」という理論と正しいやり方をお伝えします。
そして実際にみんなでやります。
家に帰ってもやってみてくださいね、とお伝えします。
実際に家でもやってる人ってどれくらいいるのかわかりませんが、
定期的に施術にも通っている方で「気づいたとき自分でリンパケアやってるの!」という方は
施術の時も変化が早くて、会うたびに体が楽にキレイになっているのがわかります。
セルフケアを学んで覚えても、実際にやらなければ、
当然ながら、体は変わりません。
近所のおばあちゃんに「ここに手を当てて呼吸すると楽になるよ~」って
世間話ついでにさらっと言ったことがあります。
「あらほんま~気持ちいいね~」と言っていたおばあちゃんは、
それから毎晩寝る前にやってるそうです。
「寝つきがよくなった」と喜んでいました。
ぶっちゃけ、理論なんか知らなくってもリンパケアはできるんです(笑)
理論を知っていると、より効果的で応用が利くので講座ではちゃんとお伝えしますけども、
結局のところ、やらなければ意味はないんですよね。
やってみてから、どうして撫でるだけで楽になるんだろう?と思ったときに、
学ぶことでより知識や情報が入ってきます。
もしかしたら、講座でちゃんと覚えて帰ったはずでも
「この方法で本当に合ってるのかな?」と不安になって
正しいケアかどうかに自信がなくなると、やらなくなることもあるかもしれません。
最初は見よう見まねでいいんです。
一番かんたんなセルフケアは、「触れて、呼吸」
今日からやってみてください。
やったあとは、筋肉がちゃんとゆるんでるかどうかの確認も忘れずに。
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